gradiolus' blog

主に日々のまとめ。たまに映画と本のこと。

「千年の愉楽」とトークショー感想

 

千年の愉楽予告編YouTube

 

脱字。正しくはトークショーですね笑

さて、三月十日、千葉県柏市にありますTKPシアターかしわにて行われた、「千年の愉楽」を鑑賞、そしてトークショーにも参加させていただきました!

ご縁があって鑑賞することになり、行くことが決まったのは前日だったので予備知識事前知識はゼロ状態での鑑賞でした。

前の部分(丁度井浦さんのでてらした辺り)を電車遅延のために見逃したので、びっくりしながらの、はてな浮かび上がらせながらの鑑賞になってしまいました……。後悔。

 

まずは後日Twitterで書いた感想やらなにやらから。

 

  • さらっと読んでた映画雑誌に、千年の愉楽が少し特集されてた。内容が内容だけに、あんまり宣伝されてないのかね。

 

公式見に行ったら公開される会場も、あまり多くはないようですね。内容のためなのか、配給会社の関係なのか……。

 

  • 千年の愉楽は半蔵の身体が美しいし死に様が美しいしで私は半蔵贔屓です
  • 半蔵と三好はたっぷり時間をかけて描かれてて、とても良かった。
  • 中本の血……
  • 半蔵→華奢耽美美男子、 三好→肉体美美丈夫、 達男→中肉中背健康美男児
  • ただ皆もうちょっと筋肉がほしっゲフンゲフン
  • いやあ筋肉豊な中年男性の肉体美を目の当たりにしたもので……(相棒劇2

 

随所で皆さんの裸体を眺めることができます!←

流石に男性のモノはでてきませんが、女性はおっぱいが!びっくりしました……。

ビックリしすぎて、どんな顔したら良いのかわからなくもなりました笑

半蔵は、本当、耽美的な儚い美しさをまとっていました。

筋肉に関しては、相棒劇場版2を見た人ならきっとピンとくるでしょう笑 良い筋肉ですよねえ……。

そのためか、半蔵があまりにも華奢に見えて、こんな細っこい子が山仕事して大丈夫なのかしら、なんて思ったもので。

 

  • 三好の死に様は戦慄した。その撮影中高岡さんは気絶してしまったったそうで……。命がけの撮影だったそうな。
  • 半蔵も三好も、抗って抗って、生きようとしても生き難くて。彼らが死んでしまった時、「ああこの人はようやく、呪縛から解放されたんだな」 と思った。それが正しい解釈かはわからないけれど。中本の血からの解放。中本の血によって死んだ。けれどそれと同時に解放されたのだなと。 
  • 達男の最後があっさり語られてしまったのは残念だったけれども。でも半蔵と三好あっての、達男とオリュウの関係だったので、それはそれで良かったのかもしれない。 半蔵になびかなかったオリュウが達男には許してしまったのも、二人の死を経てこそだったのだろう。 

 

みんな自分の闇を隠して、明るく装ったりしているところが、苦しいものです。

オリュウだけは崩されないと思っていたのですが、最後達男には惑わされてしまった。

中本の血は、なんというか、花、ですね。甘い香りを放って、おびき寄せて……そして儚い命。けれど次世への実は結ぶ。

 

  • 最近相棒の見過ぎか「指紋が!指紋がついちゃう!素手ダメ絶対!」とか思ってしまった。 あの頃指紋鑑定なんてないとはわかっていても笑

 

これはもう、最近、何を見ていてもなってしまいます笑

三好が盗みに入った時に「指紋!手袋はめて!」と心で叫んでましたw

2回目に盗みに入った時、事前に女から金目のものの在処を聞いておけよと思ったのですが、それじゃあ面白くないから詳しく聞かなかったのかな。

 

  • 千葉だと 千年の愉楽 が公開されているのはTKPシアター柏さんだけなのね。なんだか残念だな。
  • 公式ガイドブックはまだ読んでいないので、明日ゆっくり読もう。さらりとみた感じでは、かなり深いところまで詳しく書かれていた印象。(ガイドブックは佐野さんと高岡さんのサイン入り!嬉しい!)

 

公式サイト確認したら、千葉は柏だけなのですよ。だからかな、何度もいろんな方が登壇して下さるのは。今週末は井浦新さんと大西信満さんが、柏で登壇されるようですね。

佐野さんと高岡さんのサイン入り公式ガイドブック、買ってしまいました!

1000円でいいの!?と思ってしまうくらい、内容はびっちりです、といってもまだ読んでいないのですが笑

だって解説、キャスト・スタッフさんのインタビュー、撮影中日誌、シナリオ、語録!!もっと取ってもいいのでは?それでも買ういますよ!

値段なんて考えないで販売の列に並んだので、「1000円です」と言われてびっくりしました(わたしこの映画に何回びっくりさせられてるんだろう)。

 

 

以下、トークショーの内容。ネタバレ含むよ!


佐野さんがこの作品に出演するきっかけになったのは「ウチくる!?」がきっかけだったのですね。あと恩師なんかは事前にやっぱり打ち合わせしてるんだね、あの番組笑。

手紙の中に「千年の愉楽を読むように」とあったそうで、「だからこの番組にでてきたんだ!」と佐野さんは納得されたそうで。

 

高岡さんはツイッターがきっかけで、若松氏の眼に留まったそうで。

でも本当三好にぴったり、と皆さん。うん、確かに高岡さんの三好、素敵でした。

高岡さんは命がけで三好を演じられたそうです、文字通り!

首つり自殺のシーンで、気絶してしまったそうです!

リアルだったのでどんな技術を使って撮影されたんだろうって思っていたら、本当に吊ってたなんて……。

寺島さんが手を触ってくれなかったら、どうなっていたかわからなかったとか……。

 

「礼如の額縁の中からの会話について」から、佐野さんの話しは「生き死に」という深い所へ。

わたしなりに、簡単にまとめてしまいますが、

「 オリュウが取り出して、礼如が葬って……。そして二人の年齢は、わからない。

生きているのか死んでいるのか、そもそもわからない。

そんな二人が、 何世代にもわたって「中本の男達」の生き死にを見続ける。

老けメイクをしたり、衣装を変えたりしない、それによってより深みが生まれているのかもしれない」

とのこと。

この佐野さんがおっしゃっていた「礼如とオリュウの年齢がわからない」のがより神話感を引き立たせているのかな、とわたしは思ったり。

 

TKPシアター柏の感想。

高岡さん「すごく良い映画をいっぱい知っている劇場なので、良い映画がかかって街が活性化されるんじゃないかな。いい劇場ですね」

佐野さんは「子供の時から映画館に救われた経験があるので、いまでも悶々とした時にひとりで映画館に行って映画を見てると、救われますよね。そういうのが街にあるのは大事なことですよね」から、「柏には友達がいたので、若い頃に来ていて、ホワイト餃子をよく食べてました」(会場爆笑)

そこからホワイト餃子について熱弁!

「皮が厚くて、ちょっと中毒性があるんですよ!」

「柏イコールホワイト餃子

と、ホワイト餃子大好きだそうです。

映画もホワイト餃子もどちらも中毒性がある、と、まとめられてました。

ホワイト餃子、近郊に住んでいるのに始めて知りました……!

どんな餃子なんだろう、こんど時間を作って食べに行こうと思います。

 

 

他にも若松監督に関するお話などあったのですが、書き表すのは難しくて……。

監督が居なくなってしまったけれど、残された若松組に何ができるか。について語ってらっしゃいました。


 

以上、トークショーまとめ。

 

帰りは友人とファミレスに入って感想を云い合いました。

なるべく騒がしい所を探して。路上と静かなお店じゃ話せないのでw

 

色々語りあいました。

「みんな本当はオリュウに叱ってもらいたかったのではないか、だからわざとらしくソロソロと後を通ったのではないか。」

友人の言。

そうなんですよね、きっと。

でもオリュウは暖かく包み込んでしまう。その暖かみも勿論よいのですが。

きっと、みんなオリュウに助けを求めてた。叱ってもらいたがってたんじゃないかな。

 

半蔵の死に様、あれはまるで「ピエタ」のようだった。半蔵を抱きかかえるオリュウは、まさに聖母だ。肝っ玉母さん風だけど。

 

観ている間、話しの行方もわからず、どうなるんだろうコレ。なんて思っていました。

終わってみれば、深く、美しい、男達の生き様を描いた作品に、今はまた観たいと思っています。

原作も、余韻の冷めないうちに読んでみよう。

 

千年の愉楽 (1982年)

千年の愉楽 (1982年)

映画『千年の愉楽』オリジナル・サウンドトラック

若松孝二千年の愉楽