読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

gradiolus' blog

主に日々のまとめ。たまに映画と本のこと。

繕い裁つ人ー感想

繕い裁つ人(1) (KCデラックス)

繕い裁つ人(1) (KCデラックス)


仕立て屋さんの市江さんと、アパレル会社に務める藤井さんを軸に、お話が進んでいく。
静かで、穏やかで、でもその中に藤井さんの情熱や、市江さんの決意、職人としての自負、それらが滲み出してくる。

私は二度ほど鳴いてしまった。
一度目は、市江さんの祖母志乃さんのお葬式。街の人がみんな、喪服ではなくて志乃さんの洋服をきているのだ。
(たしかCLOTH ROAD 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)でもそんなシーンがあったね)

二度目は、第三話の扉絵。市江さんの美しい所作に、涙がでた。
人は感動的なエピソードの他にも、ただ美しいというだけでも涙するのだと、改めて知った。
綺麗だった。

友達のいなかった市江さんに、藤井さんという友達ができる、その結びつきの過程の緩やかさ。
それがまたいい。

主に祖母のお直しばかりをしていた市江さんが、ドレスをつくることを決めた。
そのシーンも好き。
市江さんはどんなドレスを、少女たちにつくるのだろう。

私も市江さんの洋服を、きてみたいと思いながら、一巻を読み終わりました。