読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

gradiolus' blog

主に日々のまとめ。たまに映画と本のこと。

「ラファエル前派展」ちょこっと感想

ラファエル前派―ヴィクトリア時代の幻視者たち (「知の再発見」双書)

 

森アーツでやっていた「ラファエル前派展」に行って参りました!

ミレーのオフィーリアが好きで好きで、とは云いながらも恥ずかしながら、友人から手紙でポストカードをもらうまですっかりオフィーリアが日本に来ていたのを忘れていたのでした……。

 

 以下感想ツイート。

その下にも感想書きます。

 

  • ミレーのオフィーリアがいま目の前にあった!憧れの!大好きなオフィーリア!!が!いつまでもながめていたかった。胸が詰まって、涙が滲んだ。この世で最も好きな絵。みれてよかった。
  • 彼女の首に飾りのように巻かれた紫の花、耳のそばの薔薇。枝のなかの小鳥。ドレスの細やかな飾り
  • 帰ったら草枕を読もう。
  • ラファエル前派展で、オフィーリアのチケットファイルを二枚購入。使用用と保存用笑 部屋に飾る絵もあったが、死の気配のあるものは部屋に飾らない主義(というか風水だが)なので、断念して。
  • ああ美しかった……
  • 画集アプリでみていた作品もたくさんあって嬉しかった。前に行った横浜のプーシキンでもみた作品もあった。

 

ミレーのオフィーリアを私が知ったのは、何時なのだろう。思い当たるのが、夏目漱石の「草枕」だ。そこで、「私」が和製オフィーリアを描こうとしてたんだったかなたしか。それで初めて知ったんだ、たぶん。

調べて、好きになって。

暫くしてから「ハムレット」も読み、益々好きになった。

大学にも飾られていて、通りがかる度に眺めていた。

その憧れのオフィーリアの現物は、やはり美しかった。

絵の前に立って、胸がいっぱいで、涙が滲んで。ただただ美しい。

これを「書きたい」と強く思った。「書きたい」。「描」ではなく「書」で。私はやっぱり文章の人なので。書くことで自分のものにする、ような、そんな気持ちだ。

 

他にも美しい作品がいくつかあった。

「ダンテの愛」(ダンテ)

左上のキリストと、右下のベアトリーチェ。広がる青い地に金の星模様が鮮やかで好きです。

 

「四月の恋」(ヒューズ)

きれいで鮮やかな青の衣が好き。

 

「見よ、我は主のはしためなり(受胎告知)」(ダンテ)

リアルな少女マリアが、とてもいいです。そして羽のない天使の、金に燃える足元よ。

 

「あなたの息子をお抱きになってくださいな」(ブラウン)

未完なのがいいです。白さが痛々しい。

 

「ダンテが見たラケルとレアの幻影」(ダンテ)

ラケルのころもの緑が好きです。ラケルのモデルがオフィーリアと同じ、エリザベス・エレノア・ジダル。きれいな人だ。

 

「アウレリア」(ダンテ)

黄金の意。名前が印象的な、きれいな作品。

 

「プロセルピナ」(ダンテ)

これはギリシア神話のペルセポネ。解説ではローマ神話のほうで書かれていたのは、プロセルピナがペルセポネのローマ名だから。

青い衣にザクロの赤がはえ、黒い闇の様な髪が冥府の女王に相応しい。

 

「愛の神殿」(バーン・ジョーンズ

やっぱりポストカード買っておけばよかった!

三次元と二次元がいりまじったような不思議な世界が描かれていて、赤い色がきれい。中央の天使は、愛の象徴かしら。

 

よくよく見返すと私がダンテが好きらしい笑

 

ミレー作「オフィーリア」のモデルをつとめたジダルは、今回の展示作品の中では

「オフィーリア」「ダンテが見たラケルとレアの幻影」「ベアタ・ベアトリスク(祝福されたベアトリーチェ)」

うち二作、ミレーのモノ以外はダンテ。

ダンテは自分を「神曲」のダンテに、妻ジダルをベアトリーチェに重ね合わせてたんだなあ。(余談だが解説にちょくちょく“ダンテの「新曲」”とあったがこれは誤字だよね?)

 

大好きなミレーのオフィーリア、見れて本当によかった。いかなかったら後悔してたなあ。

大雨の平日なのに、もう閉会が近いからか、けっこうな人でした。

いずれまた、ミレーのオフィーリアに、美しいこの絵にどこかで巡り合いたい。

 

 

ハムレット (新潮文庫)

ハムレット (新潮文庫)