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gradiolus' blog

主に日々のまとめ。たまに映画と本のこと。

「おんなの思想」「女ぎらい」読後感想

上野千鶴子著、「おんなの思想」「女ぎらい」読了。

<おんな>の思想 私たちは、あなたを忘れない        女ぎらい――ニッポンのミソジニー


ブログに書こうと思っていたのを忘れて図書館に返してしまったので今手元にないのだけれど、なんとか書きます。

女史の本は、卒論研究に必要だったため、資料として図書館で斜め読みをした程度だった。
本書はたまたまツイッターでおすすめされていたのと、引用しれていたのを見て興味を持ち、幸運にも図書館にあったので読むことができた。
(私の読みたいジェンダーフェミニズム関連の本はあまり図書館にない。その辺りの本が非常に充実しているのにもかかわらず)

とにかく、読み始めて辛かった。自分に内面化された男尊女卑、ミソジニーを感じて……。

田中女史の引用で、これに本当に共感して写真を撮ったのだが
男に評価されることが、一番の誇りになってしまっている女のその歴史性が、口を開こうとするあたしの中に視えて、思わず絶句してしまうのだ。
わかりすぎてつらい。
男が近くに来た時に、どうして私の声色は、仕草は、態度は、私らしくなくなるんだろう。
その答えを見つけて。
私も絶句してしまった。


以下はいつも通り、結論なしのツイートまとめです。

  • 今すきなひとはいますか? — 最近までいましたが、諦めてしまいました。 でもその人と、ふたりっきりでお食事に行くことができたので、満足してます。 ここ数年は、女の人しか好きになってません。叶わぬ恋ばかりです。 http://t.co/5NCyVzZm8B
  • この数年は女の人しか好きになってません、って書いたけど、これまでもずっとそう。 男の人を好きになった時は、あれは、ロマンチックラブイデオロギー異性愛主義の結果だといまは思う。 本当に好きになった男は、ひとりもいない。
  • この二つ、異性愛主義とロマンチックラブイデオロギーに振り回された子供時代だった。
  • いま寝る前に「おんなの思想」を読んでて、中絶の話で、女の身体・子宮は女のものではなく、男の、おクニのものだった、と言う話があった。 いまは、どうか、と考えたら。いまも変わんない気がする。だって、本当に、女の身体がきちんと女のものならば、セクハラや痴漢なんて、存在してないでしょう?
  • セクハラや痴漢、つまり性暴力。
  • 「おんなの思想」は読んでて、この男性優位のミソジニー社会に頭が来ちゃってすんなり進まない。 もう本当に腹がたつ!
  • 男は、女を女神と悪女に分ける。 アニメに出てくる美少女たちは、女神。男にとって都合のいい女神たち。
  • 人の作品に感動してると、やっぱり自分も書きたくなる。いつまでもいつまでも書いていたい。書き続けていたい。それがどんな駄作であろうとも。書いて、書いて、書いて、死ぬまで書いて。書き続けたい。
  • 書く、という行為は、自分の人体を解剖しているようなものだと思う。自分の臓腑を並べ、それもさらに解剖して、人様にお見せしている。 ご覧、美しいでしょうするのは自己愛だ。臓腑を見せて満足している。 こんなにも醜いものだな、と、謂う人もいる。私はどっちだ?
  • ウテナは、死ぬまでに、というか今年中に絶対に見ておかねばならないと思っている。
  • 私が就活でスカートを拒否したのは、就活の場においてのスカートとは女を強制するものだから。就活のルールとして、女はスカートとパンプスをはかねばならない。そのルールを作ったのは誰だ?人事担当者の性別は?男の思う「女」という性を、強制されるのは御免なのだ。
  • 女という役割を、私は受け入れられなかった。髪を切り、パンツを選んだ。だからと言って、男になりたいわけじゃない。私は人間になりたい。主体を持った人間になりたい。好きなものを選んで、好きなように行きたい。かっこよく、美しく、私らしく。就活におけるスカートはそれを狭めるものに感じられた
  • 日常では普通にスカートをはく。むしろ、ロングスカートが大好きだ。 強制されるのが嫌なだけで。 女だから料理、洗濯、掃除、化粧をするもの、というものには、激しく反発する。一度は吐き気さえ催したこともある。
  • だからといって、Xなのかというとそれもまた違うんだよね。女であることに、違和感も不満もなく、ただただ、他人の決めた「女」という記号が受け入れられない、社会が作り出した性役割が受け入れられない。
  • 休み時間に「おんなの思想」を読んでたら「どんな本読んでるの?」と聞かれたので、「男によって周縁に追いやられた女の叫びについての本です」と答えたら「壮大だね」と言われた。何が壮大なのかわからなかったが、今考えると、たぶん「終焉」と解釈されたんだと思う。
  • あと「おとこの思想はあるの?」ともきかれたけど、うまく答えられなかった。ある、と思うけど、非対称だな……。「おんなの思想」の対としてのおとこの思想がなんであるか、答えるのが難しい
  • メンズリブ、かな?
  • でもメンズリブのこと全然知らないから何にも言えない
  • いま、「おんなの思想」のスピヴァクの章を読んでいたが、なんて苦しいんだろう。なにが、どう苦しいのか、言葉にするのも難しい、ひたすらに苦しく、悔しく。言葉が出ない。私の中にある言葉では語り尽くすことのできない苦しさがある。泣くのをこらえてる。なぜ、こらえるのかしら。なぜ。
  • この苦しみを共有する人が欲しい。けれど、それは、その人にも、自分の身の内に言語を介して発信することのできない苦しみと悔しさを抱くことを求め、かつ、自身の身の内にある取り除くことのできない腫瘍を自覚せよと迫ることになる。でも、それでも、あなたにもわかってもらいたい。
  • 家父長制への、服従と抵抗。 私は、自分は抵抗し、崩壊させることができると信じている。 それは私が、男を番う相手として欲しないからだ。加えて、番う相手に、女を欲するからだ。 壊せると、信じている。 いや、信じたい。壊したい。
  • 「おんなの思想」を読み終わった。苦しみながら読んだのに、結構早く読み終えたのは、「おんな、とはなにか」「おんな、である自分とはなんなのか」を知りたかったからかもしれない。ここに紹介された本を読み、フェミニズムについてより多くを知り、考え、またこの本を読みたい。
  • 自分を解剖したい、自分の中にあるものは何なのかを知りたい、という欲求は、おさまらない。解剖し尽くしたと思ったら、新たな概念にであって、まだまだ解剖不足、分析不足だったことを知る。
  • 「おんな嫌い、ニッポンのミソジニー」と「ジェンダートラブル」借りる
  • 結婚制度・家族制度が根底から覆されて、日本のミソジニーホモフォビア異性愛主義が和らいで、みんなが暮らしやすくなるといいのにね
  • 去年、フロイト精神分析の授業をとっていたとき、気持ち悪いものだなあと思っていた。教師がセクハラ的であったのに加えて、いまわかったのだが、フロイトの説を疑いのないものとして教えられてたからかと。フロイトを学ぶのに時間がかかるから、反証をあげてる時間がなかっただけかもしれないが
  • とにかく、エディプスコンプレックスが人類にとって普遍的なものではないことを知れて、気持ちが穏やかだ
  • 男性主義的社会のイデオロギーにいかに自分が染まっているかがわかる。 自分の中の聖母崇拝的な感情を常々危うく思っていたのだけれど。これもまたイデオロギーなのではないかと。 まだ判断しかねている(というより、認めたくない
  • 最近機会があって乙女ゲームを二つほどしたけど、ミソジニーすごくて辟易した。女性向けなのになんでこんなにバカにされたり侮蔑されねばならんのだ。 そう思うと本当にとうらぶのミソジニーのなさが際立って、癒し
  • あ、最近やった乙女ゲーのうちのひとつは、シナリオを書いたのは男性だったな……
  • 「おんなの思想」に次いで、「女ぎらい ニッポンのミソジニー」を読み終わった。前者に5日かかったのに対し、後者は2日で読めたのは、5日分の苦しみと知識の蓄積のおかげか。
  • 19世紀のセジウィックの理論によって目の前の謎のいくつかが説明された喜びや快感とともに、21世紀の今日でも19世紀の理論が通用してしまうという進歩のなさへの絶望を味わっている。
  • 新しい概念との出会いとともに、新しい語彙との出会いもあって、久々に辞書を引きながら読書をした。上野千鶴子女史の語彙の多さに感服
  • ヘッドフォンごしに子どもの無邪気な声が聞こえてきて。なぜだか、それだけで、胸が苦しい
  • ごめん、こんな世界でごめんね