読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

gradiolus' blog

主に日々のまとめ。たまに映画と本のこと。

川上弘美「パスタマシーンの幽霊」

感想


というわけで、川上弘美の「パスタマシーンの幽霊」を読みました。

読みました、なのは、もう読み終わったからです。


のんびり読みました。

久しぶりの川上文学。終わりのない、はぐらかしの文学。

誰かの日記を読んでいるような、そんな感じがします。

いろんな女がいて、いろんな女の幸せがあって、詰まる所、それは女の幸せというよりも人間の幸せで。

だって女は人間なんだもの。


結婚主義、異性愛主義、恋愛主義、みたいなところがあまり無いのがいいです。
「ざらざら」にはたしかレズビアンの女も出てきたけど、今回はなかったな。
でも、そういう人間もいるってことをこの人はちゃんとわかってるんだな、忘れてないんだな、と感じれて嬉しかった。

終わりがない物語は、私の日常と地続きなようで気持ちが落ち着きます。
心がちょっと疲れたときに読むと、元気になれる。
そんな一冊。

パスタマシーンの幽霊 (新潮文庫)