gradiolus' blog

主に日々のまとめ。たまに映画と本のこと。

osmt二次創作シナリオ「受難」

osmtさんの二次創作シナリオです。

ツイッターの診断メーカーの結果「着替え中のトド松」と「驚くカラ松」を書ことになりました。

投票して下さり、ありがと御座いました。

お題の要素は薄くなってしまったのが、心残りですが、普段書かないような内容にチャレンジできて楽しかったです。

ペラ(200字原稿用紙)にして11枚ぐらい。映像化した場合は単純計算で5分半ほどの内容となってます。

どうぞお楽しみください。

 

続きより、ご覧ください。

 

○松野家・二階・六つ子の部屋

   鼻歌を歌いながら、着替えるトド松。姿見の前に立つ。

 

○同・外観

トド松の声「うわああああ!」

 

○同・階段

   足音を立てて階段を駆け下りるトド松。

 

○同・居間

   カラ松がちゃぶ台の前で鏡を見ている。

   部屋の隅で一松が猫と坐っている。

   トド松によって、襖が勢いよく明け放たれる。

   そちらを見る、色松。

トド松「(怒)カラ松兄さん!」

カラ松「どうしたトッティ?」

   居間の入口に、カラ松の顔が入った服を着たトド松。

トド松「どうしたじゃないよ! 僕のお気に入りの服が! 全部クソ化してるんだけど!? 他に誰がやるっていうの!」

カラ松「いや、俺はやってないが……。男前が上がってるぞ(カッコつけた顔)」

トド松「死んでしまいたい!」

   その場に崩れ落ちるトド松。

トド松「(めそめそと)はあ、どうしよう……。これからご飯なのに。僕のお気に入りの服だったのに……」

カラ松「まあ、そう落ち込むな、似合ってたぞ」

トド松「(睨み)似合うくらいなら死にたい!」

カラ松「え……」

   驚いて、固まるカラ松。

トド松「(ぶつぶつと)カラ松兄さんがやったんじゃないとすると一体誰が……」

   居間に、求人誌を手にしたチョロ松が入ってくる。チョロ松、トド松を見て。

チョロ松「あれ、まだ居たんだ」

トド松「見てよ! こんな服で出掛けられる訳ないでしょ……!」

チョロ松「うん、そうだね。出かけられないよね。出かけられないようにしたんだからね」

トド松「……。はあ?」

一松「ちゃんと聞いてた? 出掛けられないようにしたの」

トド松「(一松に)はあ!?」

   カラ松、一松を見て、

カラ松「あ、一松居たのか」

一松「うん。ずっと(頷く)」

トド松「カラ松兄さん、気付いてあげて! てか、ねえ、どういうことなの!」

   困惑するトド松にチョロ松、一松、下素顔で迫る。

   驚き、仰け反るトド松。

チョロ松「お前さ、調子に乗んなよ」

一松「まさか、オレ達が知らないとでも思ってるのかなあ?」

   トド松、ぎくりとしつつ、平静を装い。

トド松「な、なんのこと?」

   下素顔の年中松に迫られ、徐々に壁際に追いつめられるトド松。

チョロ松「これから、トト子ちゃんとどこにいくのかなあ~?」

トド松「い、一緒にお買い物するだけだよ」

一松「(被せて)さっき、これからご飯なのに、って言ってたよね~? どういうことかなあ?」

   トド松、しまった、という顔。だが直ぐに睨み返し、

トド松「だったらなんだっていうんだよ! 兄さん達に比べて、僕は可愛いしセンスがいいからね! トト子ちゃんに選ばれたんだよ!」

チョロ松「こいつッ、開き直りやがった!」

トド松「へへん! なんとでも言いなよ、ダサ松兄さん! ネクラ松兄さんもさあ!」

   年中松、顔を見合わせる。

   臨戦態勢のトド松。

   次の瞬間、ぼこすか殴り合いのけんかを始める三人。

   おそ松と十四松が居間に入ってくる。

十四松「お、ナンすか? ナンすか?」

おそ松「うわ、昼間っからケンカかよ~。元気だねえ」

   おそ松、アイロンを使っているカラ松を見て、

おそ松「って、カラ松はなにやってんの」

   カラ松、アイロンを置いて、服を見せる。赤いパーカーにおそ松の顔。近くに、他五人分ある。

カラ松「トッティを見てくれ、最高にいかしてるだろう? だから兄弟の服をもっとかっこよくしようと思ってな(キリッ)」

   固まる場。ケンカをしていたチョロ松、一松、トド松、取っ組みあったまま固まる。

   十四松、自分のパーカーを手に、感嘆。

   四人の視線がカラ松に集まる。

カラ松「? どうした、ブラザー。……ブラザー?」

 

○同・外観

四人「このクソ松――――――!!(怒)」